知らなきゃ損!水上村の高原イチゴ、まるごと幸せの味
水上村は「おいしいイチゴ」の村!
熊本県の南部にある水上村(みずかみむら)は、自然がとってもきれいな場所です。そんな水上村で、実はとても甘くて人気のある**「高原イチゴ」**が育てられているのを知っていますか?
イチゴが甘くなるヒミツは、水上村の清らかな水と、昼と夜の温度の差。昼はポカポカ、夜はスーッと冷える。そのおかげで、イチゴは甘さをギュッと中にとじこめてくれるんです。
家族で育てる3万株!尾前さんのイチゴ物語
本野集落には、尾前健太(おまえ けんた)さんというイチゴ農家がいます。尾前さんの家では、家族5人で約3万株ものイチゴを育てているんです!3万株って、聞いただけでびっくりしますよね。
育てているイチゴの種類は
- 🍓「さがほのか」…甘さが強くて、酸っぱさが少ない。おやつにぴったり!
- 🍓「ゆうべに」…熊本県が力を入れているイチゴ。香りがよくて、見た目もキレイ!
尾前さんは高校を出たあと、専門機関に通って、イチゴのことをしっかりと学びました。そして今、昔からのいい育て方を守りながら、新しい工夫もどんどん取り入れているんです。
イチゴはとってもデリケート!だから育て方にもひみつが
「イチゴって、じつはとっても病気に弱い植物なんです」と尾前さんは言います。ちょっと湿気が多いと、カビがはえてしまう。かといって、乾燥しすぎると今度はダニがついてしまうんだとか。
そして、イチゴは生でそのまま食べることが多いから、できるだけ安心・安全に育てたいという思いが強くあります。
そこで尾前さんは、化学のくすり(農薬)をなるべく使わないように工夫しています。たとえば、イチゴの葉っぱにくる悪いダニ(ハダニ)を退治するために、「天敵」となる無害なダニを使っているんです。
これって、まるで自然の中でバランスをとる**“虫のヒーロー作戦”**みたいですね!
若い農家が活やく!未来の“水上ブランド”へ
尾前さんに、これからの夢を聞いてみました。
「水上村のイチゴ農家は、30代~40代の若い人が多いんです。ほかの地域にくらべても、やる気があって元気な人たちばかりですよ」
そして、イチゴ農家同士の仲も良くて、おたがいに助け合いながら上を目指しているそうです。いいところはマネしあい、悪いところは教え合って直す。そんな環境だから、イチゴの**品質(ひんしつ)やとれる量(収量)**は、これからもどんどん良くなっていくと期待されています。
「5年後、10年後には、“水上のイチゴ”という名前だけで、国内外(日本の外)でも有名になるようにがんばりたいです」と、尾前さんはニコッと笑いました。
イチゴの季節には水上村へ行こう!
春から初夏にかけては、イチゴの美味しい季節。もし水上村を訪れるチャンスがあったら、ぜひ本野のイチゴ農家を見学してみてください。
運がよければ、尾前さんの育てた「さがほのか」や「ゆうべに」をもぎたてで食べられる体験ができるかもしれませんよ!
イチゴの赤い色、あま~い香り、口の中でとろける甘さ…。
それはもう、“まるごと幸せ”って感じです!
まとめ:水上村のイチゴは自然のごほうび!
- 水上村では約30年前からイチゴ栽培がスタート
- 昼夜の寒暖差と清らかな水が、甘いイチゴを育てるヒミツ
- 「さがほのか」と「ゆうべに」、2つの人気品種がある
- 化学農薬を減らし、安心・安全な育て方にこだわっている
- 若い農家が多く、**未来の“水上ブランド”**を目指している
水上村のイチゴは、自然と人のやさしさがつまったごほうびのような一粒。ぜひ一度、そのおいしさを味わってみてくださいね!
